★分部パーマの境の一本は丁寧さと雑さの試金石

一般の方の場合、全体をかけるオールパーマよりも、部分的なセクションパーマの方が料金は安いですし仕事量も少ないので、全体パーマより部分パーマの方が簡単そうに思われる方が多いのですが。

実際には分部パーマの方が技術的には難解に成ります。

全体にパーマする場合には質感として全ての髪にロットを巻いてパーマかけるので技術者の思う通りにパーマする事が出来ますが。

分部パーマの場合には、パーマをかけない毛と、パーマをかける毛という異質な二種類の質感が一つの頭の上に存在してなかかつ帳尻を合わせなくてはなりません。

しかもショートスタイルの場合には、スタイルのバランス的にパーマがかかっているトップの部分の髪は長くて、パーマのかかっていないアウトラインの部分の髪は短く成りますので。

パーマがかかってる長い髪に対して帳尻を合わせる=ぼかす部分の髪の長さが短くて、短い髪は当然細いロットで巻くので、本来ぼかす部分の髪には限りなく大きく弱いパーマにしてぼかしたいのに、それが難しい細いロットで行わなければならないという不合理を背負った施術と成り、美しく整合性の整った部分パーマの境目として仕上げるのはとても難易度が高い仕事と成ります。

なのに、、、

分部パーマは料金が安い=簡単な仕事と思われる場合が多くて残念なのです(^^ゞ

という事で、カットも含めて分部パーマのショートスタイルは総合的な施術力の試金石(しきんせき/物の価値や人の力量を計る基準となる物事)となり。

その仕上がり具合は、良い意味でも悪い意味でも技術者の技量が丸見えに露呈してしまうので技術系美容師にとっては凄く怖いというのが正直な所です(^^ゞ

逆に言えば、、、

分部パーマの境のロット選定(どれだけ境のロットを太く巻くか?巻けるか?)を一本観ただけで、その美容師の技術力が明確に判断できます。

その差は、、、

境の毛を9mmのロット径で巻くのか?巻けるのか?と、8mmロット径で巻くのか?巻けるのか?というたった1mmという数値の差ですが。

たった1mm太いロットで巻く事は、どんなに頑張っても一日中かけても巻けないという差に成り=境のぼかしの整合性は取れないという事に成ります。

無論、、、

そのたった1mmのロット径の差に価値・意義を持たない・感じないのであれば何の問題もありません(爆)

ただ、、、

技術系の理美容師にとってその1mmの差は、技術者としての根源にかかわりどうしても譲れない差と成り、数年~数十年かかってでもあと1mm太いロットで巻けるように成りたいと願い求めて毎日ひたむきに挑戦と努力を続けます。

だから、、、

分部パーマの境の一本は、技術者の求め続けた数年~数十年の結果・成果で、丁寧さと雑さの試金石と成ります。

右サイド

 

右斜めバック

 

バック

 

左斜めバック

 

上記の仕上がりはカットが終わってハサミを置いてから5分以内の手とドライヤーでざっと簡単に乾かした状態の写真です。

ショートカットの出来栄えの良さは、ほぼ美容師の仕上げにかかる時間と比例する場合が多いです。

髪のプロがショートスタイルの仕上げに5分以上かけてたら、そのカットとパーマはご家庭に帰られてご自身でシャンプーした後のブローは簡単に美しく整わせる事は難しい場合が多いと思います。

理想では、、、

シャンプー終わってお風呂場から出て来て、髪をタオルで拭いて、手かクシでざっと整えただけで、ブローもセットもせずに美しく整う。

それが技術系の理美容師の求めるカットとパーマで♪(^o^)v

その試金石が分部パーマの境のロット径の1mmの違いの仕上りの差です♪p(^o^)q