※カフェ司ではムラの無い均一な焙煎を求め生豆の粒度選別作業を行い
焙煎に最適な粒度のみを厳選して焙煎を行なっています
※何分にも手作業での選別と成りますので
選別作業を丁寧に行っていますが、ごく少量コンマ数%程度イレギュラー粒度を選別し切れていない場合もございますがご容赦頂けますと幸いです。
生豆「コロンビア スプレモ ウイラ サンアグスティンPitalito地区限定」の粒度選別結果です。

0.8%>7mm>93.9%>5.5mm>5.2%>5mm>0.1%>4.5mm>0.%
上記の粒度選別結果を考慮し選別して焙煎しています。
なお大豆と小豆の粒度選別し排除した豆が有る場合は取り置きし、1バッチ分溜まりましたら大豆&小豆の特選スペシャルロースト豆として特別な焙煎を行ないます。
今回のこの生豆「コロンビア スプレモ ウイラ サンアグスティンPitalito地区限定」の仕入れロットの粒度率の分布数値はかなり特殊で、全豆量の約94%が7mm~5.5mmの粒度帯に揃っており、なおかつ他の豆種では十分メイン粒度とされる5.5mm~5mmでさえたった5.2%しかないという粒度の集約率が異常な程にまとまっています。
とても素晴らしいというより異常な程の揃い方で、生産農家さんの出荷時の生豆クオリティーの高さと、卸業者さんの粒度選別の丁寧さを強く感じました。
無論、焙煎豆にとって最も大切なのは「どな味わい」にロースターが焙煎したかという事が最重要では有るのですが、その大切な味わいのプロファイルにとって焙煎ムラの原因に成り得る粒度分布値はとても重要な要素と成ります、そういう意味で今回仕入れたロットは当りで幸運だったと思います。
※下記カフェ司業務覚書、、、
品名 | コロンビア スプレモ ウイラ サンアグスティン |
生産地 | コロンビア共和国 ウイラ県 南部 Pitalito地区限定 |
標高 | 1,500~1,900m |
等級 | スプレモ |
品種 | 主にカトゥーラ種 |
乾燥方法 | 天日乾燥 |
精製方法 | ウオッシュド |
SS | S19…27% S18…44% S17…29% |
粒度 | 0.8%>7mm>93.9%>5.5mm>5.2%>5mm>0.1%>4.5mm>0.% |
カフェ司としては、焙煎作業とは生豆に熱を込めて熱化学反応により生豆をコーヒーを淹れるのに適した焙煎豆に変化させる行為だと考えます。
ならば熱を込める対象物の重量・体積がムラだと、、、
当然の結果としてその熱化学反応もまたムラに成ると考えます。
ムラな粒度の生豆を焙煎しておいて「私の店の焙煎豆はムラ無く焙煎してます」とはカフェ司としては言えません。
お金を頂く恩あるお客様にお渡しする焙煎豆です。
店として焙煎者としては少しでも丁寧に最善を尽くした焙煎豆をお渡しさせて頂きたい。
そう願い求めた結果として、、、
カフェ司では全ての生豆を粒度選別作業の一手間をかけ粒度を揃えた上で「私の店の焙煎豆はムラ無く焙煎してます」の言葉と共に焙煎と販売をさせて頂いております。
カフェ司からこの記事を読まれた方へ素朴な疑問提案です、、、
ムラな粒度のままの生豆をそのまま焙煎してどうやってムラ無く焙煎出来るのでしょう?
あっ、、、
※上記事柄は「大人の事情で書いてはダメ要項」だったかもしれませんので、もしかしたらコーヒーの中の人から私は疎まれるかもしれません。
司が技術者・職人として常に心にとどめ自分への戒め励ましとする座右の銘は、、、
「丁寧を持って最善を尽くす」です。