「マンデリン・ロングベリー・北スマトラ州・ダイリ県シディカラン・ワハナ農園」の
「しっかり深目」とのご希望を頂いての注文焙煎
1バッチ1kg焼き上がり812g
焙煎度フレンチロースト(AS31.5)
「しっかり深目」とのご希望でしたので、、、
通常の深煎り/French(AS31-40)の深目へ落として、超深煎り/Italian(AS21-30)との境界帯のしっかり深目に焙煎してみました♪p(^o^)q
この辺の深煎り帯に成ると、目視での正確なローストスケールの判別は非常に難しく成りますので(私以外の方は目視で正確に判断出来るのかもしれませんが)
アグトロン計測器が無ければ「多分こんな感じかな♪」というアバウトな焙煎度判定に成らざるを得ないので、0.1単位までAS値を計れて実数値として焙煎豆のローストスケールが確認できると、お客様に「フレンチの深目です」と自信を持ってお渡し出来るのでとても助かります♪(^o^)v
焙煎を続けていますから何時も同じ豆種を同じ位の焙煎度に煎り上げる事には慣れて再現性は会得していますが、ただし目の前の焙煎豆の正確なローストスケールの判断が出来るかどうかとは別の事柄と成ります
何時も同じに焙煎出来る事は焙煎屋として必須の条件ですが
同時に煎り上げた豆の正確な焙煎度を判断できるという事も同じ位に必須の条件と思います
もし、、、
「常に全く同じ煎り具合に焙煎出来る♪p(^o^)q」と誇ったとして
「でもどんな焙煎度なのかは把握していない」が実情だったら
それは本当に誇って良いのでしょうか?(^^ゞ
という事で、、、
カフェ司は全焙煎で毎回必ずアグトロン計でローストスケールを0.1単位で計測して実焙煎度を確認して販売しています
私は臆病なんです、、、
自分がお客様にお渡しする豆の焙煎度を、自分では正確に把握できない状態で「多分この位かな」という根拠のない思い込みの上でお金を頂き販売するのは、とても申し訳なく恥ずかしい事いと感じてしまいます(^^ゞ
司が焙煎を始める前の焙煎豆を買う立場の時に、有名ロースターさんや、大規模焙煎屋さんから焙煎の勉強の為に焙煎豆を買い集めていた時に
「A店のFrenchroast」と「B店のFullCityroast」か同じローストカラーだったり
「前回のC店のCityroast」と「今回のC店のHighroast」が同じローストカラーだったり
そんな経験をして世の中のコーヒー業界での焙煎度の基準てどうなってるの?と不思議に想ったりしました(爆)
またアグトロン計を購入してからは
「A店とB店とC店でMediumroastを購入し届いた焙煎豆をアグトロン計で計測したら全てHighroast!?」という不可解な現実に戸惑ったり(爆)
そんな実体験から、自分が焙煎豆を販売する立場に成ったら、そういう不可思議で理不尽で無責任な販売の仕方はしないでいようと想った事は、今でも強く心の中に残っています(^^ゞ
たかが数値
されど数値
味わいが最も大切なのは当然です
でもその味わいの基となる正確な焙煎度を認識出来ていないで、味わいを語ってはその言葉に重みと信頼は得られないと司は考えます♪(^o^)v
※以上はあくまで司が個人的に焙煎豆屋を営む時に大切にしたい心得ですので、他店他者様のお考えを云々する意図は御座いません事をご理解ご承知頂けますと幸いでございます