再現性の現状

焙煎で最も大切なのは「どんな味わい」かですが

司が次に重要なのは「再現性」だと思っています

例えば「今回たった一度だけだけど美味しかった」だけでも、美味しくなかったのに癖べタラ素晴らしいのでは有りますが

それは趣味範囲なら許される素晴らしさだと思います

もし趣味を越えて仕事として務めるのであれば「たまたま美味しかった」のではなく

どうしてその味に成ったのかを理解し技術的に再現性を持ち得る工程を作り上げて

常に高い再現性で毎回行えてこそ仕事と言えると思います

なので美味しさを求めるのと同じく

その美味しさを常に再現できるような工程を構築する事にも努力しています

今回の焙煎ノート記録内容としては、、、

1バッチ1kg焙煎して、煎り上がりがどちらも855gで、焙煎度がアグトロンスケールでAS56.1とAS56.2で、コンマ0.1の差異の再現性を得ています

お客様から、、、

「この前のこの豆のこの焙煎度のが美味しかった♪」というお褒めのお言葉を賜ったとして

もし「また同じのが飲みたい」と望まれた時に

前回のが美味しかったからそう望まれるのでは有りますが

今回もその時の美味しさと同じ物をお渡し出来るか出来ないかもまた同じく大切な事だと思います

ですからその時の再現性を得る為に、、、

焙煎時には、自分が再現性を得るのに必要と思える項目で構成したオリジナルの焙煎ノートに焙煎記録を残しています

カフェ司では「美味しい」事と、それを「高い再現性」で行えるよう、丁寧を持って最善を尽くして務めて居ますので♪p(^o^)q

これからもカフェ司の焙煎豆にご愛好を頂けますと幸いでございます<(_ _)>