Italianの最浅境界値

コロンビア・スプレモ・ウイラ・サンアグスティン・Pitalito地区限定

今回はこの生豆で、二ハゼ以降に少しアレンジしたメイラード反応のアプローチを思い付いたので、その焙煎レシピを試してみました

現在の焙煎ノートではこんな感じで焙煎レシピを作って&実経過熱変動データを記録しています

本当はもっと細かデータ残した方が良いのでしょうが、データを残す為に焙煎している事に成っても本末転倒ですから(爆)

自分が後から見直してほぼ同じ焙煎アプローチが可能な最低限の項目数に減らしています

まあ自分で再現するだけなら自分が解ってる手順やアレンジとアジャストのタイミングや数値は暗記していて、自分に説明する必要はないので、あくまで自分用の焙煎ノートと成ります

他の人に伝える焙煎レシピのレクチャー用途なら多分最低あと2~3倍の項目数値の標記が必用に成るかと思います

私が焙煎止める日が来て、誰かに焙煎レシピを伝える残す必要が出来たら、その時はその時用の綿密な焙煎ノートを構成したいと思いますが

多分、、、

カフェ司 / Café 2kasaの焙煎レシピを継いでくれる変わり者さんは居ないと思いますので(爆)

暫くはこの自分だけが解かれば良い最低限の簡素版焙煎ノートで続けて行こうと思います

今回求めた焙煎度はItalianとFrenchの境界値付近でしたが、仕上りは無事アグトロン値でAS29.1と狙い通りに行きました♪p(^o^)q

このAS30前後の焙煎度まで深く煎りますと、排出した時から豆表面に油が浮いてテカテカのピッカピカな艶やかな表情に成ります

この豆の組織が壊れて豆自体に1割程度含まれている脂質が外部に流出して来る状態は、コーヒーを抽出した時に、豆内部のメイラード反応からの味わい風味とはまた別のベクトルの味わいへの変化が有り、この部分を含めた味わいの表現がアグトロン値で20点台後半~30点台前半のItalianとFrenchの境界値での焙煎アプローチの楽しみの一つでもあります♪p(^o^)q

焙煎仕立を淹れても十分に抽出液には油脂が浮かび、それによる人の舌が受ける感覚はFullCityまでの焙煎度によるメイラード反応での味わいとは一線を画す別世界に成ります

無論その別世界の感じられる味わいをスポイルしないような深煎りのマイナス面を抑えてこそ美味しさとして味わう事ができるので、二ハゼ以降の焙煎の後半に繊細な手順が必要と成りますが、そこを上手に乗り切れば美味しい深煎りに着地出来ます

今回焙煎後半での一工夫を思い付いて試してみましたが、なかなか良い感じで美味しい深煎りの入り口に立てたような気がします

今後は入り口からもう少し、あと一歩、踏み込んでみたいのですが、もしかしたら一歩では踏み込み過ぎで、半歩程度が限界なのか?それよりもっと繊細で爪一つ分のアジャストが正解なのか?を実践して確認して確証の裏付けを持った研鑽を積んで行きたいと思っている今日この頃の司で御座います♪(^o^)v