水出しコーヒー考察220820

先日のブログの< 何か届いた♪2022-8/18 >で届いたのはこちらの丸濾紙でした

通常は濾紙を濾過する時に使用しますが、今回は別の目的で購入しました

これはサイフォンのロートにコーヒー粉を収めた状態です

当然通常はサイフォンとして抽出するのでこのままでも良いのですが

それにしても、、、

微粉セパレーターで丁寧に篩うと粉面の佇まいが美しいというか品が有りますね!

無論ミルの性能に負う部分が多いのではありますけど、一滴ずつ点滴での長時間抽出では微粉の除去はクリーンでスッキリとした飲み味に影響が大きいので、やはり必要な一手間だと思います、当然その除去する微粉の分だけムダをして製造コストは高く成りますが、安く作るより美味しくする事を大切にしたいので当然の負担と思っています

司はこのサイフォン用のロートを水出しに使いたいので

水出しの場合は一滴ずつ粉に落とすのでそのまま落とすと滴が落ちた一点にしか水が回らなくて、周辺の粉に水分が回らずにほぼ中心部の皆からだけというムラな抽出に成ってしまい、それは非効率ですし中心部の水滴が何時も落ちる部分が過抽出に成り、折角の飲み易さを謳う爽やかな飲み味をスポイルしてしまう事にも成りますので

ロートの中の粉の上面に丸濾紙を置いて、滴が直接粉に落ちずに、上部へ均等に回らせて、結果として中心部も回りもなるべく均一に抽出するという助けに丸濾紙が役立ってくれます

その丸濾紙は以前は水出し器具に付いて来た専属の丸濾紙を使っていたのですが、その時のロートはもっと直径が大きくて、その丸濾紙ではサイフォン用のロートには大き過ぎて使えず、一枚ずつハサミで切って小さくして抽出していたのですが

面倒に成っちゃったので(^^ゞ

今回使用しているサイフォンのロートにサイズの有った丸濾紙を購入してみました

実際にサイフォンのロートをセットして水出し点滴12時間抽出に使ってみました

サイズ的には丁度良い感じです♪(^o^)v

余りにぴったりサイズだと、丸濾紙に落ちた滴が縁まで回て、縁のガラスを伝わって周辺部から沁み込む水の量が多く成って周辺部が一番抽出される事に成りますので

丸濾紙とロート外周の隙間が1cm程度だと割と粉に対して平均的に染みていくので抽出ムラも少なく出来で良い感じかなと思います

実は、、、

ある日に、全てのお客様がアイスコーヒーのご注文と成り、ホットコーヒーは一杯も売れずに、アイスコーヒーの在庫が1杯分だけギリギリ残って足りたという日が有りまして(^^ゞ

無論、蒸し暑い夏場の今の時期だけの特殊事情だとは思いますが、注文されて何十杯でもその場で淹れられるホットコーヒーとは違って、カフェ司のアイスコーヒーは水出し点滴12時間抽出なので

売り切れたら次の一杯は12時間後!(^^ゞ

という事で、その日からはアイスコーヒーの抽出を頻繁にしていまして、夏場は抽出水数が増えるので丸濾紙を切り抜く手間を減らしたかったという事情も有りました

あと、・・

今回購入した丸濾紙の透過率からの沁み渡り具合もロートの光景に対して良い感じなので、味わいに直結する一番大事な部分で良い組み合わせと成ったのは幸運だったと思う今日この頃の司爺で御座います♪p(^o^)q