エチノン230329

カフェ司のカウンターには在庫焙煎豆をディスプレーしています

店の入り口側が浅煎りで、奥に行くにしたがって深煎りという並びに成り

お客様がご入店して一番最初に目に入るのは浅煎り/Mediumroastで

最近はこの浅煎りには「エチオピア・モカ・シダモ州グジ地区シャキッソ村TadeGG農園・ナチュラル・オーガニック・ノンカフェイン」のミディアムロースト(アグトロン値AS71~80)を置く事が多いです

山梨の田舎の一人営業の弱小店ですけど、それでも最近のコーヒーの流れから浅煎りの甘酸っぱさを楽しまれるコーヒーの最新トレンドに親しまれるお客様も少なくなく

また、昔ながらのコーヒーは苦い物という古典派のコーヒー通のお客様でも、中には甘いコーヒー?酸っぱいコーヒー?それってどんなの?と懐広く試して頂けるお客様もいらっしゃいますので

苦くないフルーティーなコーヒーをお試し頂く機会も多いので、浅煎りの考察は欠かさず続けています

今回、以前カフェ司のエチオピアのノンカフェインの浅煎りを飲まれたお客様から「凄く美味しかった♪」と通販ページの「事前ご相談ご予約焙煎豆」からのご注文を頂きましたので

カフェ司通販ページ> https://2kasa.raku-uru.jp/

フルティー感を極限まで高めるカロリーアプローチでお応えしてみました♪p(^o^)q

単に浅煎りは簡単なんです、物理的に時間を短くするか火力を下げるか排気を強くすれば相対的にカロリー量は下がるので浅煎りに成ります

でも、、、

浅煎りなのか深煎りなのかと

美味しい浅煎りなのかと美味しい深煎りなのかは違います

例えば、、、

浅く煎れば、生豆特有の雑味で品の無い嫌な酸味に成ってしまい易いです

ではそのアクティブな酸味から逃れようとカロリー上げたら浅煎りではなく中浅煎りに成ってしまいます

まあ、、、

現実的には、、、

ここだけの話し、、、

誰にも内緒ですけどw、、、

浅煎り/Mediumroastと言い切って・言い張って・言い包めて・信じさせ(騙し)て、もう一段深煎りの中浅煎り/Highroastを、浅煎り/Mediumroastと売り抜けているケースも多いやら少ないやら?(爆)

以前、司が自己焙煎を始めた当初に、全国に多店舗展開されたり、有名店や古参店から、浅煎りのサンプルとして浅煎り/Mediumroastを何件からも取り寄せて、実際の焙煎度をアグトロン計測器で0.1単位まで調べてみたら、一軒もAS71値を上回った焙煎豆を送って頂けたお店は無く、全てAS70値以下=中浅煎り/Highroastだったという事は、きっと言葉にしてはいけない業界の中のタブーなのかな?と新参者の司はそう気を利かせた懐かしい思い出があります、内緒ですけどね(爆)

写真左が焙煎後の豆で、写真右が焙煎前の生豆です

このエチノンの豆はノンカフェイン処理によって、生豆の状態で既にMediumroast程度のAS数値な程に色づいていますので

計測結果のAS値に対して13値前後の補正数をかけないと本来の焙煎度指数を計れません

簡単に言えば計測したAS値=見た目の色合いより一段半前後は浅煎りと考える必要が有ります

現実にこの写真の焙煎豆は1ハゼ後に1分も経たずに排出していますのでもバリバリに攻めた浅煎りなんです

ただし、、、

何の配慮も無くただ1ハゼ1分以内で焙煎を終わったら、生豆特有のネガティブな酸味が捉まって美味しさをスポイルするだけの不味い浅煎りと成ってしまいますので

中深い煎りまでのカロリーを掛けずに、いかにそのネガティブさを払拭し、美味しいさんみとし雑味を無くす事により甘味を感じられるような丁寧な熱の込め方とするかが、浅煎り/Mediumroastの焙煎の醍醐味で楽しさだと思います

今回は何時もより少しだけその秘密の魔法を沢山かけてみました♪p(^o^)q

焙煎って楽しいですね♪(^o^)v