縮毛矯正について綴ってみた

縮毛矯正のお客様

こちらのお客様は、14年間二カ月に一度の縮毛矯正と、一カ月に一度のヘアマニキュアに通って頂いています

初めて髪の毛質診断させて頂いた時は、、、

ご自身で髪の毛を切られていて、サイドは耳の所まで短く切られていて、ホームカラーで金髪状態で、切れ毛と枝毛で髪はギシギシのボロボロ状態でした

そういう髪が超傷んだ状態で有る時、司美容院のブログでの縮毛矯正のお客様の仕上がりの艶々でしなやかな髪の写真を見られて

「私の髪でもあんな風に艶々でサラサラでしなやかな髪に、洗いっぱなしでただ乾かすだけても美しく整うように成るのかしら?」

と半信半疑で、でもどうしても綺麗な髪に成ってみたいと、ご相談と毛質診断に14年前に初ご来店を頂きました

その初来店時に毛質診断させて頂き、、、

(1)もう自分で髪を切らない>切れ味の悪いハサミで切ると、毛の切り口が荒れて枝毛に成って髪のダメージに成り枝毛から切れ毛へとダメージが進むから

(2)ホームカラーを止める>ホームカラーは髪を労わりながら傷まない毛染めが難しいので、無用なダメージを髪に負わせない為に

(3)今日から司がお勧めさせて頂くシャンプーとトリートメントとケア剤を購入して髪のお手入れを半年間続けて、半年後に一度目の縮髪矯正にご来店頂く>現状の髪の状態ではどれほど最善の縮毛矯正の施術を行なったとしても、髪自体のコンディションが整っていないので良い結果が得られないから、髪のお手入れを暫く続けて髪の状態を回復してから縮毛矯正の施術をさせて頂く為に

これらの1・2・3の事柄を説明させて頂きご納得頂いて、ヘアケアを半年間続けて、半年後に初めての縮髪矯正をさせて頂き、その時の結果をとっても気に入って頂けて、それから14年間ずっと司美容院に二カ月に一度の縮髪矯正と、一カ月に一度のヘアマニキュア二通って頂いております

※通常縮髪矯正は約三か月に一度の周期で大丈夫なのですが、厳密に言うと二ヶ月目から縮毛矯正時に行なう特殊なトリートメント効果が薄らいできます、普通はこの変化は髪のプロの美容師でも気付けない程に微差なのですが、100人に1人程の指先の感覚が特別に繊細な方は、毎日シャンプーして乾かしてるお手入れ時に二カ月頃過ぎた頃から「あれっ?ちょっと手触り感としなやかさが変わって来たかも?」と敏感に感じ取ってしまわれる方がいらっしゃって、そういう方にとってこの二カ月後からの手触り感の微妙な変化が気に成ってしまい、その縮毛時の特別なトリートメントの効果の変化が訪れる二ヶ月目に、縮髪矯正を仕立てのあの素晴らしい手触り感を取り戻したいと、指先と心が求めてしまって二カ月に一度の周期での手記毛矯正と成ってしまわれる方がいらっしゃいます

でも、、、

そんな敏感な指先の感覚を持った人は本当に希少で、施術している司自身でもこちらのお客様が二ヶ月目に縮髪矯正にご来店頂けお店のドアを入って来る時の髪の佇まいを見て「こんなに美しいのに何しに来たんだろう?」と思っちゃうほどですし(爆)

実際に髪に触れさせて頂いても本当に意識を集中して指診しないとトリートメントの減衰を感じ取るの?難しいほどの僅かな差です(^^ゞ

という事で、、、

通常はそんな微小なトリートメント間の減衰よりも、もっと目で見ても指で触れても解り易い、新生部の根元部分が、三カ月後に3cm伸びてその新生部のクセの目立ち方が酷くなる三カ月後=三か月周期での縮毛矯正をされるお客様が殆どと成ります

去年の12月よりカフェ業務を始めてから、ブログにコーヒーネタが多くなってきていますが、美容業もまだまだ現役で頑張っていますので、久しぶりに髪ネタに真剣に筆を走らせてみた今日この頃の司爺で御座います♪p(^o^)q

※現在ストレートのロングスタイルは流行していませんので、縮髪矯正のご希望を頂けるお客様数は極端に少ないので、商売的に儲からない施術と成り新しいお店・若い技術者さんでの縮毛矯正の熟練店・者が減って来ていて、いずれ消え去る技術系かなと思います、縮髪矯正は技術的にも知識的にも会得するのに時間と経験と熟練が必要ですし、施術自体にお一人のお客様に4時間ほど手間暇が必用ですから、次の担い手が育たない育てられないのは時代の流れでしょうがない事だと思います、流行らない=儲からないという事で、そんな施術を会得する手間暇労力コストをかけても取り戻せなければ商売として赤字でムダという事でビジネス的観点から手を出すのは愚かと成ります

そして縮毛矯正が盛りの時期に最前線で切磋琢磨し技術と知識と経験の研鑽を積んで来た技術者は60才代を迎えて超えて廃業し始めて、そういう熟練店・者は年々減っています、なのでクセ毛で日常性格を普通に過ごせない人にとって死活問題に成って来ると思います

司は現在62才です、現在の自分の縮髪矯正の技術のクオリティーを落とさずに施術を続けられるのは、、、

あと10年後(72才)までか?

それとも15年後(77才)までか?

現在縮毛矯正にご来店頂いているお客様からは「司さんが縮毛矯正をし続けている限りは通います」とのお言葉を頂き

そして「だから一日も長く健康で仕事を続けて下さい」とのお心遣いを頂いております

こんな私の店に来てくれるお客様は神様

その上私の健康まで気遣って頂けるお客様は優しい仏様

本当にお客様は神様で仏様だと想います

お客様に感謝<(_ _)>